マガジン平成史でも紹介したヒットタイトルが目白押しです。
「マガジン夏の新連載第3弾!」の文字が見えます。
これは面白そう!
今号から連載が開始したのは『新訳「巨人の星」花形』。
梶原一騎先生と川崎のぼる先生の『巨人の星』を原作とし、村上よしゆき先生が描いたリニューアル作品。
星飛雄馬の生涯のライバルである花形満が主人公を務め、別視点から『巨人の星』の世界を描いています。主な舞台がプロ野球だった前作と違い、こちらはリトルリーグから甲子園まで。
飛雄馬はもちろん、伴宙太や左門豊作など前作の人気キャラクターももちろん登場しました!
花形は、育ちに恵まれながらも溺れることなく、プライドと意地を持って戦い抜く「天才」のシンボル的なキャラクター。
10年以上の長期連載となった真島先生の『FAIRY TAIL』は、前号の35号から連載開始。
物語はまだルーシィが、ナツとハッピーと出会いギルド「妖精の尻尾」へ案内される序盤の序盤です。
本作は、日本だけではなく世界でも人気を博し、アニメは現在ファイナルシリーズを放送中の大々ヒット作。
「マガポケ」では続編エピソードの『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』を真島先生の原作で、作画を上田敦夫先生が担当し連載中です!
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真島先生は現在、「週マガ」で『EDENS ZERO』を連載しています!
そして、こちらも当時、連載が始まったばかりの咲香里先生の『スマッシュ!』。
バドミントン部に所属し非凡な才能を持つ翔太がヒロイン優飛との出会いで才能を開花させていく。実力差や怪我に悩まされながらも、想い人優飛の存在が翔太を全国、世界へと導いていく。
「日本のバドミントン人気を押し上げた!」と言われるほどの人気を誇った咲先生のバドミントン漫画の三作目。
「一球でも多く打ち返すこと それしかない」
『ひゃくえむ。』魚豊先生の新人賞入選作にもこんな台詞がありましたが、バドミントン、テニスの戦いかたがイメージできる印象的なひと言です。
大型新連載はすべて人気作となり連載は約5年、単行本は『新訳「巨人の星」花形』は全22巻、『スマッシュ!』は全18巻。
『FAIRY TAIL』はなんと10年以上の長期連載、単行本は63巻まで続きました!
そのほか、人気作が目白押し。
2017年に最終回を迎えた伊賀大晃先生、月山可也先生の『エリアの騎士』。
今号では、兄の心臓を移植した駆けが公式戦に挑戦。試合終了が迫る中、苦手としていた左足でのシュートを放つ本作屈指の名シーンが描かれていました。
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本作は『FAIRY TAIL』とともに2000年代から2010年代にかけて「週マガ」を支えてきた漫画のひとつ!
現在も「週マガ」で連載中の寺嶋裕二先生の『ダイヤのA』は、第13話を掲載。
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青道高校野球部に入部した沢村、降谷が先輩たちの注目を集める中、一人目立たなかった小湊が本領発揮してきたエピソード。代打で入った小湊のライト前ヒットに、沢村が三塁を蹴ってホームに突っ込む!
こちらも名シーン!
現在も「週マガ」で定期的に掲載されている『漫画家への花道』は当時から始まっていました。
今号では安田剛士先生を直撃!
安田先生は当時、自転車漫画『OverDrive』を連載していました。
現在は「週マガ」で『DAYS』を連載中!
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安田先生は2016年にもインタビューに答えていただいています。
2016年の『漫画家への花道』インタビューはこちら。
新人漫画賞は第77回。
76回では現在『我間乱―修羅―』を描いている中丸洋介先生が入選。
そして、79回では現在『ドメスティックな彼女』を描いている流石景先生が『GE〜グッドエンディング』で入選しています。
2006年36・37号は大型新連載が続々登場し、人気作が多い豪華な号でした。
現在は「別冊少年マガジン」で『UQ HOLDER!』を描く赤松健先生の『魔法少女ネギま!』はアニメや公式キャラクターブックも大好評でした!
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そして、毎話、誰と誰がくっつくかで論争を引き起こした小林尽先生の『スクールランブル』、小森陽一先生と久保ミツロウ先生の『トッキュー!!』。
そのほかにも久米田康治先生の『さよなら絶望先生』、瀬尾公治先生の『涼風』、野中英二先生の『魁!!クロマティ高校』など、スポーツ漫画にファンタジー、ラブコメ、ギャグ、海上保安庁を描いたシリアス作品などバラエティ豊かです。
557ページ、定価は240円。
最新の「マガジン」(2019年43号)は475ページ、定価300円です!
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次回は、また野球繫がり。
花形満のモデルとなった村山実さんが通算2000奪三振を長嶋茂雄さんから奪った1969年です!
▼西部劇も人気だった1961年の「週刊少年マガジン」はコチラ!
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